2004年11月19日

イチローがMVPを逃したことについて

個人記録よりチーム成績 投票に顕著な打点重視

イチローがMVPを逃したことについて、
「最近のメジャーは打点を重視する傾向」という報道もあったがそれは間違いである。

それでは、2001年にイチローがMVPをとれたことの説明がつかない。
この年、イチローの打点は69であり、トップ40にも入ってこない。

アメリカの記者だってリードオフマンに打点をもちだして評価するほど、アホではない。
リードオフマンにはリードオフマンにふさわしい定規で評価している。

得点である。
いかにホームまで帰ってきたかということ。
2001年はイチローはこれが2位(127)だった。
1位はHR王だったA・ロドリゲス(133)。
この点を評価されたと思う。(当然、首位打者、盗塁王に加えて。)


ところが、今年は得点が101でア・リーグ17位。
野球が得点を競うスポーツであって、ヒット数を競うスポーツではない以上、
「チームへの貢献度が低かった」とされても仕方がない。

だから、最下位だから評価が低かった。というよりは、
最下位だから、イチローは得点が伸ばせず、評価が低かった。ということだろう。

(なお、HRバッターは一人で得点も打点と同時に伸ばせるのだから、この基準をもちいてもHRバッターが不利になることはない。)

参考:
得点ランキング
1.ゲレーロ(エンゼルス)   124
2.デーモン(Rソックス)  123
3.シェフィールド(ヤンキース)117
4.ヤング(レンジャース)114
5.A・ロドリゲス(ヤンキース)112
6.ジーター(ヤンキース)111
6.モーラ(オリオールズ)111
8.ロートン(インディアンズ)109
8.松井(ヤンキース)109
10.ラミレス(Rソックス)108

ゲレーロがシェフィールド、ラミレスより評価されたのはこの点、つまり返ってこれる足があったからといえるかもしれない。


イチロー、選手会が選ぶア・リーグMVPに

さて、さらに問題はそれなら、なぜ、選手間の投票では人気が高いのか?ということである。

それは、単純にヒットを打つということの難しさを選手だからこそ知り、素直にそのことに敬意を表せるということではないだろうか。

木田優夫投手は自身のホームページで次のようなことを書いている。

昔と試合数が違うとの批判などもありますが、昔とは野球の質が変わっています。(これはどちらが上とかの問題ではなくて、グラウンドの状態、グラブなどの用具の質、投手の起用法、変化球の数などの問題です)
それよりも、今のメジャーリーグにおいてイチロー選手のヒット数がずば抜けているのですから、昔と比較じゃなくて、そのことを評価すれば良いのではないでしょうか?
また打率やヒット数よりも、出塁率が大事だと言ってイチロー選手の評価を上げない人もいますが、じゃあ何故チャンスでイチロー選手は敬遠されるのでしょうか?
それは誰よりもヒットを打っているからじゃないでしょうか?
投手は投げていて、走者を背負った時に嫌なのは、出塁率が高い打者よりも打率の高い打者です。


選手こそイチローの偉大さを知っているというのは間違いないだろう。
posted by しけたろう at 06:38| Comment(0) | TrackBack(0) | イチロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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