2005年01月04日

高校卒入団選手の旬の時期とはいつなのか?

井川がメジャー志願後、公式HPにコメントを出したというので読んでみた。

すると、こういう文章が載っている

自分を大事な戦力であると評価していただいていることは本当にありがたいことだと思います。しかしFA権取得後の移籍となると、どんなに早くても5年後のことになります。5年後には、自分は30歳になっています。投手として、キャリアのピークがいつになるのか、わからないことですが、肩や肘は消耗品で、選手にも寿命があります。現実的に、高卒選手の引退時の年齢は平均で27〜28歳だと聞いています。


・・このあと、今が旬だから今行きたいという風になるわけだが・・

この文章を読んだ最初の感想は
・工藤や山本昌は40才まで投げてるじゃないか
・その引退の平均年齢は二軍でくすぶってた選手を含めてだろう?

ということだった。

次に、成功した(100勝以上あげたような)投手は25歳までにどれぐらい勝ってるものなのだろうか?と思った。
つまり、他の投手は井川の年齢(25歳、7年目)まででどれぐらい勝っているのかということだ。

最初に確認しておくと、井川は1979年生まれ、25歳。今年、7年目のシーズンを終えて、59勝41敗だ。
1軍定着の4年間はいずれも200回以上もしくはそれに近く投げてるので、非常に濃い内容の4年間を過ごしているといえる。

入団後3年間は2軍でじっくり鍛えられた・・と言っていいだろう。
3年潜伏して4年間爆発的に活躍しているといえる。

最近は1年良ければまた悪いというような投手が多いなかで、この成績が出色だと思う。
7年で、しかもそのうちの4年でこれだけ勝てた投手というのはそういないのではないか?と思ったのだ。

というわけで、主な高校卒投手の7年目までの成績を調べてみた。
一応90年代に投げた投手ということで。








スゴイ二人
今年工藤が200勝を達成したが、その前の200勝は北別府学(広島)。通算成績は213勝141敗。
勝ち星は1年めにも上げているが、本格定着は2年目から。初2ケタ勝利は3年目。
3年目の78年から88年まで11年連続2ケタ勝利を挙げることになる。

7年めの82年には20勝をあげている。

・・というわけで、7年目までの成績は
82勝46敗

7年目までで80勝というのはかなり、すごい記録なのだが、現役でこれを実現していた人がいる。
桑田真澄である。
現在の通算成績は172勝132敗
桑田も2年めからローテーションに定着しその年防御率タイトル。
2年めから7年目の92年まで6年連続2ケタ勝利。
ただ、92年に10勝14敗と負け越すと、翌年も8勝15敗と大きく負け越した。
このあたりは、取り入れた筋力トレーニングの弊害だといわれたものだ。

ともかく、このころは完投が当たり前だった。
桑田が2ケタ勝利を続けた6年間の完投数は
14→5→20→17→17→11。
200イニング越えは4シーズン。
20完投の年は240回投げている。
(このころは今より10試合少ない、130試合制)

桑田の7年目までの成績は
84勝56敗。

桑田が出たので、他の三本柱も紹介しよう。
槙原寛己は通算で159勝128敗で引退した。
槙原は1年目まったく1軍で投げなくて、2年からローテ入り。その年12勝。
そのあとの勝ち星は8→4→9→10→10
7年目までは53勝50敗

斎藤雅樹は通算は180勝96敗。
遅咲きのイメージがあると思うが、
3年めの85年に12勝。
89年の最初の20勝がちょうど7年めだ。
7年めまでは49勝26敗

次は今も現役の二人。
山本昌は5年めの88年、優勝した年に米国留学からシーズン途中に帰ってきて5勝0敗。そこから注目された。
だから、7年めまででシーズンとうして戦力になったのは2シーズンだけ。
7年めまでで24勝16敗。



工藤公康は現在通算で201勝118敗。
1年めから中継ぎ起用などで戦力になったようだが、先発定着は4年めから。5年めの86年から3年連続ニケタ勝利。
7年めまでは47勝24敗

工藤といえば・・ということで、渡辺久信も。
渡辺は125勝110敗で引退した。
2年めから1軍定着。7年めまでに最多勝を3度受賞している。
7年めまで、78勝46敗。

数字的に井川と近い投手は星野伸之
通算で176勝140敗。
先発定着は3年めからで、4年め(87年)から2ケタ勝利を10年以上つづける。
7年めまで64勝46敗。

最後にもっと近いところで、
川崎憲次郎は今年通算で80勝77敗で引退。
7年めまでは49勝44敗

石井一久は日本で78勝46敗
そのうち7年めまでで48勝25敗。

高校卒というカテゴリーではないが濃密な4年ということで野茂を紹介しておこう。
入団4年で野茂は70勝38敗。
4年間すべて最多勝。
最多イニング(すべて210回以上)、最多奪三振、最多四球を記録している・・。
ちなみに5年めで故障で苦しんで、その年限りで日本を離れるのだが・・・



ここで紹介した中で、7年めまでで井川より勝星が多いのは
北別府、桑田、渡辺久、星野。
星野が主に5年間、あとは6年での積み重ね・・

渡辺久は7年めより前に全盛期がきていると思うし、山本昌は30歳ちかくでようやく全盛期・・と言う感じ。
当たり前だけど、個人差ありますわな。

4年間で爆発したということでは、野茂が一番近いのか?(勝ち星で10違うとはいえ)

野茂は27歳になるシーズンからメジャーにいったわけだけど・・

posted by しけたろう at 17:11| Comment(1) | TrackBack(2) | 阪神 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
訪問ありがとうございます。

星野さんのBBSで、観月さんが引用されてる内容は上原について書いたものの記事です。
星野さんBBS
http://hoshino.ntciis.ne.jp/bbs/

「上原の件」(1・19)
http://siketa6.seesaa.net/article/1644387.html

<blockquote>「旬の時期にメジャーに行きたい」ってのは分かるんですが、
「旬の時期は日本でやらない→日本のファンに生観戦の期待を与えない」っていうのは
十分背信行為だと思うんですよね。
おいしい部分はお前らよりもっといい客に出すんだっていう。</blockquote>

Posted by しけたろう at 2005年01月27日 11:54
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井川君どこへ行くにせよ、まずは髪切れ!
Excerpt: で、このエントリーに当たり井川君のHPに入ろうとしたら、 あれれ、
Weblog: 阪神優勝、巨人最下位
Tracked: 2005-01-06 01:36

北別府学 【投手】
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Weblog: プロ野球 ベストメンバー奮闘記
Tracked: 2005-03-14 00:14
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