2005年01月31日

移籍活性化案を考える

今日は移籍活性化について考えよう。
まずはFA。

ハッキリ言えば、選手会の要求のように、FA取得期間を短縮することによって、分母をふやし、FA選手を若くするだけで解決する話ではないのである。
ともかく、期間短縮よりも運用しやすい制度に変えるほうが先ではないだろうか。

いまの制度の問題点は「FAの手を挙げにくい」「獲得しにくい」という2点である。
補償金が設定されているので、「消費税100%」とかそういう感じの買い物なのである。

FA制度を作ったときの発想は「なるべく放出させない」
「選手が出て行った場合、努力の足りない球団が悪い」という発想だっただろう。
そうじゃなくて、むしろ「放出奨励」のルールをつくるべきだと思うのだ。



というわけで、補償金は撤廃されるべきだと思う。
そして、放出球団の見返りがないので、ドラフト指名権(上位)をつける。放出した球団にはもれなくドラフト指名権をプレゼントだ。

日本の球団というのは裏金をつかうぐらい新人獲得に情熱を燃やしているので、ドラフト指名権がよそより増えるというのはかなりウレシイはずだ。

また、9年なりかけて他のチームが欲しがる選手を育てたご褒美ともいえる。「よく一人前にした」という。それぐらいしてもいいだろう。

この制度ができれば、ベテランをチームにしばりつけておくよりも、放出してドラフト権をとろうという戦略もあるだろう。
いままでも、よくあった「10年もチームに貢献したのに冷たい」というような選手の声には「一人前になったんだから、独立せぇよ」と、それぐらいの発想でいいんじゃないだろうか。

また、ポスティングや井口のような自由契約でというパターンの抑止にもなるんじゃないだろうか。まぁ、それは球団の判断なのだが。

このルールのミソはアメリカのパクリじゃないことである。
アメリカのルールではドラフト権を「譲渡」することになっているからだ。
FA選手を獲得するとドラフト権をとられるようだと、日本の場合FA選手を獲得しないだろう。(それぐらい新人補強は大事に思っている)
だから、FA選手の獲得自体には何も障害がないというふうにするのがいいと思う。

トレード
今日本当に書きたかったのはこっちである。
FA制度が始まってから「大型トレード」が激減しているのである。
最近の「大型」というと、「大豊・矢野⇔関川・久慈」ぐらいだろうか。
まぁあれも、旧所属球団では微妙な立場だった同士なので、秋山⇔佐々木誠ぐらいまで遡るだろうか。

なぜ、FA制度発足後トレードが減っているかというと、松永のようなことがおこるからである。
野田とのトレードで獲得した松永が1年在籍しただけで、チームを出て行ってしまった。
野田という代償が全く無意味になってしまったのだ。
このようなことがあってから、FA権間近や行使できる選手はトレードがしにくくなった。

実際のところ、メジャーでもにたようなことはあるが、FAで選手が放出しても、ドラフト指名権は手元に残る。
やはり、日本もこういう制度にすべきだろう。

あと、日本の場合FA契約がウェットすぎる。
契約期間はきっちり添え遂げるのが礼儀というか、そういう形になっている。
契約した時点とチーム状況が変われば、トレード要員にしたっていいのではないかと思うのだが。
アメリカでは一部年俸を肩代わりしてでも放出するというルールもある。

三顧の礼で迎えておいて、それはないだろうというのが日本人の感覚なのかもしれないが、逆指名入団でもトレードに出されることを考えれば、その辺も考えていのでは。

ナンバーウェブでも書いていたが、トレードにつきものの「旧所属球団を見返す」という負のパワーは日本人はかなり好きなはずなのだ。
アメリカではせいぜい「呪い」といってもベーブルース程度だが、こちらの「祟り」は菅原道真から続いているのである。

コミッショナーでなくてもいいんだけど、「どうルールを変えれば面白くなるか」ということを考え続ける人って必要だと思う。
posted by しけたろう at 23:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 球界再編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドラフト指名権良いですよね。
あと補償金ですが、もう少し年俸ともどもスリム化すればさほど邪魔にはならんのではと。
村松がFAしたときにハム、ロッテ、オリが動けたように。
Posted by d at 2005年02月01日 14:55
dさん

不思議なほど「ドラフト指名権とリンク」
という話はでませんね。

村松・・は故障が多くて年俸がそれほど高くなかったのでしたっけ?
パが動いてセの球団はどこも動かなかったのは不思議でしたが。
Posted by しけたろう at 2005年02月02日 01:17
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