2005年02月14日

球界改革の行方

上原、井川問題などをうけて、現在発売中の週ベの「選手会通信」の連載の中でも
「保有権」について語られています。
サッカーと比較していて「野球選手の移籍の自由は保障されてないな〜」と思われると思います。

ヤヤ論点はずれますが、少し前は「外国人はFAの権利を持たずに、移籍の自由が認められるのは(ペタ、アリアス、ウッズ、シーツなどの例です)日本人選手とは待遇が違いすぎるのでは?」という意見もありました。

選手会のHPでもそうですが、問題提起の形をとりながら6割〜7割がたは選手会の考えを推すという形になっています。
後にも、書きますがそのこと自体は悪いことじゃない。選手会は選手の利益を追求する団体ですからね。

で、「保有権」の話に戻りますけど、
選手会の記事を読むと「契約であまりしばらないでほしい。もっと移籍の自由を!」と主張しているように見えますが、
ちょっと待てよ!、そのゆるい「保有権」に選手は守られてる部分もあるんじゃないの?と思うわけです。

例えば、ヤクルトに昨シーズンまで在籍したベバリンですが、故障を理由に解雇されました。
その前のシーズン途中に来日して以来1年近く、「ローテの柱」として活躍してくれた投手です。
おそらく彼は「トミージョン手術」(村田兆治や桑田真澄と同じ)を受けなくては再び投げることは難しいでしょう。
1年近いリハビリが必要な手術です。

こういう場合、彼が日本人なら解雇はされないわけです。来年1年は投げられないと分かっていてもそれなりの年俸と練習環境は与えてもらえる。
ベバリンはどこでリハビリするんでしょうか?
チームメイトが待っていてくれるというのはリハビリの励みになると思いますが・・・

もちろん「枠」の問題もからむので、比較はできない部分がありますが、
「保有権をできる限り、短くして(例えば、単年契約の繰り返し)、移籍が自由にできるように」という主張するからには、外国人と同じような、(故障すればすぐに解雇というような)厳しさも同時に受け入れるというようなことだと思うんです。
しかし、そういう部分は触れられてません。

こういう部分を触れないのは選手会が悪いのかというとそうではない。
選手会が選手に都合のいいことしか言わないのはむしろ当たり前です。
球団側がファンに訴えないというのが問題だと思うんです。

選手会は「古田」というシンボリックな存在を得て、ファンの支持もあり、以前とは比べ物にならないほどの力を持つ団体となりました。
やはり、「仮想敵」である選手会が力をつけた以上、球団側も一致団結して対抗しなくてはいけません。

ファンは無条件に選手会の味方になってるように見えますが、そんなことはないはずです。
FAや年俸問題などでは必ずしも、選手会の意見に賛成のファンが大勢とも言い切れないでしょう。

球団側も諦めずにファンに訴えるということをやるべきです。
例えば年俸削減案を作ってみて(仮にサラリーキャップとか)、「球団としてはこうしたいけど、選手が嫌がってます」といえば、球団側支持が増えると思います。(MLBはこういう形でしたっけ)

孫オーナーがMLBに世界一決定戦の開催を申し込みに行きましたが
「オレはホークスを世界一の球団にしたい
→それにはNPBを世界一のリーグにしたい
→だからそう簡単にメジャーに逃げられては困る」というようなこと(日本の野球をどうして行きたいか)を常々ファンに訴えることは大事だと思うんですよね。

今の状況は選手会のほうは議論の準備が万全。コミッショナーもNPBを引っ張る気はないけど行司ならできるといっている。
あとは、球団側が議論の準備を重ねてファンの前で「こっちだってちゃんと日本の野球のことを考えてる」ということを示すべきだと思うんですよ。
(昨年は考えてないとしか思えない行動が多かったのも事実ですが)

それで、できれば古田に匹敵する、球団側にもシンボリックな存在が出てきてほしい。
ちょっと今の、「選手会の要望鵜呑み型」の球界改革だとヤバイな〜と思うんで。
posted by しけたろう at 23:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 球界再編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きのうヤクルトで、比較したいです。
例えばshikenosukeが球団が保有した?
が村田までヤクルトは故障したかったみたい。
しかしshikenosukeが繰り返しへ味方された!
Posted by BlogPetの「shikenosuke」 at 2005年02月16日 02:27
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