2004年08月08日

監督採点

マンガウルフさんのところの便乗企画です。
http://blog.goo.ne.jp/mng-53

ホリウチさん→65点
解説者時代から、「今の選手はオレよりヘタ」という潜在意識が言葉のハシバシに見え隠れしていた。
その点がいまの采配ぶりの根底にはあるだろう。(特に投手起用)

攻撃面でバンドを使わないというのは、開幕以来、一貫している。(投手以外)
実際、ノーアウト1塁、2塁で、「ここは送りでしょう」と解説者が口を揃えたところ、2点タイムリーツーベースが飛び出す!なんてことはしょっちゅう。
史上最強打線は既存の打線の常識に囚われるべきではない。

この傾向、ホリウチ氏はああ見えて、メジャー通であることに要因があるように思う。
『マネー・ボール』を読んだ。あるいは、そういう考え方(出塁率、長打率重視、犠打、盗塁軽視)があることを知っていたと見る。

むしろ、ホリウチ氏、自分の本業である、投手マネージメントでうまくいかないのがストレスになっているであろう。
先発では、好投する久保がリリーフでは打ち込まれたり。

しかし、モトモト、継投には興味が薄い方で、そんなにうまくやれるとは思わなかった。(その分、投手コーチを厳選すべきだったとおもうが、池谷では・・・)
それならばと、木佐貫、林あたりを一本立ちさせる、新ストッパーを確立するといった育成手腕を発揮してほしいところ。

岡田さん→70点
岡田監督が一番影響を受けた監督は、仰木監督ではないだろうか。
野手出身は、打線を固定して、役割を明確にしたがる傾向が強いと思うのだが、
打線をいじる「マジック」を信じている様子。
オリックスと阪神では「奇抜な打線」へのバッシング具合が違うので、思うようにいってないかもしれないが。

岡田采配の問題点をあげると
・4番金本への固執
・鳥谷の使いかた
・ときどきやる8番投手
・矢野酷使

プラス面は
・関本が一人前になってきた

まず、昨年が良すぎた面があって、優勝疲れがだいたいどのチームにも出るというのが大前提だ。
今年はケガ人が多いし。

で、金本に関しては新人監督が前任監督と違ったカラーを出そうとするのは当たり前で、(そのままやっていても、自分の手柄にならないから)このぐらいのワガママはいいんじゃないか?と思う。

鳥谷に関しても、育成の仕方はひとそれぞれ・・と。

8番投手は、
・ウェスタンでときどきDHを使った経験
・全盛オリックスにいた関係で、1番に最強打者がいる(イチロー=今岡)点でダブらせている面がある、
というのが主要因ではなかろうか。
9番から1番への打順のつながりに過剰に目がいくと・・
(昨年は普通の打順でうまくいっていたけど)

矢野の酷使については、野口への信頼感が星野さんと岡田さんでは違うということでしょう。(星野さんの過剰評価はあったような・・)

個人的には1年生監督としては、十分合格点ではないか?と思います。


落合監督→80点
この人は、采配自体は疑問は多いが、基本的に選手の能力を信頼しているという姿勢が素晴らしい。

荒木と英智が覚醒した感がある点も見逃せない。

投手に関しても、アキフミや長峰などの若手の掘り起こしにも余念がない。

投手交代のときに声をかけてるのもポイント高し。

最大の疑問は、シーズン前にトレードをしないと宣言して、実行している点。
はっきりいえば、こんな公約を守るのと優勝のチャンスが十分ある時点での補強と、どっちを優先すべきかといえば、補強だと思う。

この公約を破ったからといって(選手と監督との)信頼関係がくずれるだろうか?
自分のメンツにこだわったようにも見えた。

関川や大西は十分使い切ってるとはいえず、このあたりでトレード画策できたのでは?

外国人補強もしなかった。

これで、優勝を逃すようなことがあれば本当にもったいないと思うが。

もうひとつ、鈴木孝政コーチの配置転換問題がありましたな。
でも、(ウラで何があったかは知りませんが)その人の存在で混乱すると思ったら、早めに手をつけるというのは当たり前だと思います。

監督の仕事というのは、ノムさん全盛のころの采配で勝ちを手繰り寄せるというよりは、選手がやりやすいムードづくりが一番の仕事というふうに変わってきた気がする。
星野さんが抜群にうまいのはココ。

それには、
・選手が疑問を持つような意味不明の采配で試合を落とさない。
・ひいきをしない
・抗議はきっちりするなど戦う姿勢を全面に出す。
という点が必要だろう。

この面でも落合監督が一歩リードしているような気はする。
しかし・・星野さんも言ってるように、ファンへのアピール度が弱いのが気になるところ。

(中日ファンにとって、落合とはどういう存在なのか?名古屋を見限って、東京に行ったヤツという見方なのだろうか・・?)
posted by しけたろう at 10:05| Comment(6) | TrackBack(2) | 読売 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
中日ファンからみた落合監督は、「85点」といった感じです。別に僕は名古屋を捨てた人とは思ってないですね。こうやっ戻ってきたんですから。でも、多くの名古屋人はまだ恨んでいるようです。行ったチームがチームですから(笑)それが、観客動員数に響いているようですね。

投手交替の際、マウンドに行くのを見ていい監督さんだなと思いました。選手の気持ちがわかる監督さんだと思います。山本昌の起用法を見ているとそれがよくわかります。
恐らく満遍なく選手に声をかけているのだと思いますが、それは落合さん自身が2軍から這い上がって、三冠王になり、トレードを経験し、晩年はチームをサポートする役に回った経験からだと思います。いろんな立ち場の選手の気持ちがわかるのでしょう。
この部分がV9時代に現役だった堀内さんとの違いだと思いますよ。

長々と失礼しました。
Posted by すみ at 2004年08月08日 12:36
オチアイ采配を見ていて感じるのは「先入観なく選手を見ている」ということです。
それが英智や柳沢の活躍につながってる感じはします。

それと、オチアイさんの監督像の形成には
プロ入団まで、25歳までの苦労がきっとあると思います。
この辺はドラ1入団、新人王のホリウチ、オカダ両氏にはない財産といえるでしょう。

「苦労は買ってでもしろ」とは、よく言ったものです。
Posted by しけたろう at 2004年08月08日 17:50
いや、冷静かつ的確な分析におそれいりました。

落合氏のポリシーは「選手の邪魔をしない。監督が動いて勝つ試合なんて年間1〜2試合ぐらい。監督が動いて負ける試合は10や20じゃきかない」というものらしく、今のところそれを実践されておられますね。
Posted by マンガウルフ at 2004年08月08日 22:08
ていうか、大魔神から3連発。
見てはいませんが、佐々木投手も意地で勝負にいって散ったみたいですね。
壮絶な死に方。打ったヤクルト打線に脱帽!
Posted by マンガウルフ at 2004年08月08日 22:28
初めまして。マンガウルフ様の所にも書かせて戴いたのですが、こちらにも書かせて戴きます。

今までは、堀内監督の采配面だけを論じている事が多かったのですが、こうやって皆様の各監督への評論を拝読させて戴くと、実に面白いし、こういう見方もあるんだなあと参考になりました。他監督との比較により、自チーム監督に何が足りないのかが鮮明になった気がします。

総じて言えば、落合監督は「トレード等をせずに、現有戦力で首位というのは評価出来る。意外と気配り上手。」、岡田監督は「口下手が災いしてか、コミュニケーション不足を感じる。選手起用に疑問を感じる部分がある。」、堀内監督は「采配(投手起用も含めて)に一貫性がない。選手の個人攻撃をし過ぎる。」というのが、皆様の評価という感じですね。落合監督>岡田監督>堀内監督という順位付けも、個人的には納得出来ちゃいます。

マンガウルフ様&皆様、ご協力本当に有難うございました。

P.S. 堀内監督は「先発失格者=中継ぎと捉えているのではないかという御意見、なるほどと思いました。こういう企画は又時間をおいてして戴けると、嬉しいです。

これからも宜しく御願い致します。
Posted by giants-55 at 2004年08月09日 01:04
コメントありがとうございます。

>マンガウルフさま
でも、なんだかオチアイ監督褒めすぎのような気がしてきました。
監督1年目ってのは全てが異常にうまくはまる・・ってのもママあるような気がします。
(1985年阪神・吉田監督(2回目だけど)、1998年の横浜・権藤監督、2002年西武・伊原監督など・・・)
やっぱり、監督としての評価はある程度のスパンが必要かと。

>giants-55さま
はじめまして。これからもよろしくお願いします。
僕も、監督評価の読み比べ、楽しませてもらいました。
また、時期が変われば、評価も変わるでしょう。
ホリウチさんもこれから一気に巻き返すかも・・
Posted by しけたろう at 2004年08月09日 10:41
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