2005年07月06日

ナベツネと巨人と長嶋と松井

ナベツネ復帰を機にいろんなことを整理しときたいと思います。

・FAと逆指名
よく言われるのは
「ナベツネが強引にFA、逆指名を導入→巨人が大砲主義へ→チームの魅力低下」ということだと思うのですが。

FAと逆指名に関しては、
「想像以上に、選手間では巨人のブランド力はすさまじい」ということではなかったかと思うのです。

FAと逆指名が導入された時点では、
「選手も自分がメシを食うためにチャンスがある球団を選ぶだろう」ということだったと思うのです。

実際、逆指名初期では小久保や河原(元横浜)などの断られたりした巨人ですが・・

落合がいるのに一塁手だった広沢が巨人に移ったり・・
江藤、工藤も巨人以外のチームも獲得に参戦しましたが結局巨人でした。

FA、逆指名というのは「リーグを面白くする」裁量のようなものを選手に委ねた制度だと思うのですが、結局、そういうのを考える人は少なくて、自分の夢?というかやりたいようにやってしまったという感じでしょうか。

巨人は結局、長嶋さんが監督をつづけたこと、桑田投手が94年に成功して(それまでは理屈先行というイメージだった)「小さな大投手」というイメージを獲得し、ピッチャーズバイブルなんて本を出して、「憧れの投手」になったことなど、ブランド力は逆指名後高まったような気がする。

あと、学生は(逆指名ドラフト)「誘われた中から強いチームにいく」という思考から抜け出ない。
彼らは高校、大学を決めるときでも、「エースになれるからこの学校」という決め方はしてこなくて、「誘われた中から強いチームにいく。そこでレギュラーになれなければそこまで」という考えかたをしていたはずだ。その延長で巨人を選んでいるような気がする。

本当に自由競争をやりたければサッカーみたいに、練習に参加させて、施設面などから多面的に選択させるようなことをやればいいとおもうのだけど、やらないだろう。
というのは、施設をみれば、巨人がやっぱり一番いいということになるだろうから・・・

FAはもう制度自体は否定されないところまできている・・
阪神だって金本が来てくれなかったら、今頃どうなってるか・・
調べるとパでも楽天、近鉄以外はすべてのチームがFAで選手を獲得したことがある。
セでは、ヤクルトと広島だ。

FAを(基本的に)使わないという方針が好きなファンも多いでしょう。
パのほとんどの球団を含めて。


・巨人人気
巨人戦の視聴率は長い目でみると序序に低下しているのだが、とくに顕著なのがここ2,3年。
松井が抜けたのが一番イタイということになるはずだ。(長嶋監督よりも)

考えてみれば、松井離脱前の10年、セの野球は松井を中心にまわってきたといってもいい。

松井自身が日本にいた10年近く、大きく成績を下げたということがなく、基本的に右肩上がり。
新人年は半分2軍にいたりしたところからスタートしているので、「初めから抜きん出た力」というわけでなく、一歩ずつ階段をのぼっていくところをファンは楽しめた。
他球団は松井を抑えるため、左投手の充実をはかり、最低一人は左のセットアッパーをつくるようになった。
巨人戦となれば、ローテーションをいじってエースをぶつけてきたり(ヤクルトなど)、そういう「巨人を特別扱い」という他球団の姿勢もファンには心地よかったに違いない。

また、対石井一、対遠山など一時的に対戦成績が悪い相手が現れても、すぐ翌年には克服したり・・
大砲を集めてゲーム自体面白くないと思いつつ、松井は応援している・・という人がけっこういたのではないか?と思うのだ・・

そのアナはペタや小久保やローズでは埋まらないだろう。
「巨人の4番はいかにして育つのか」というところをファンは見たがっているのではないか。
原や松井のように「初めから将来は巨人の4番」という宿命をおった選手の出現がまたれているのではないか?
現役生え抜きではこのあたりの「宿命」感がややうすい。
(ヨシノブは松井とクリーンアップを打つために入ってきた感じだし、阿部は捕手として・・と言う部分のほうが大きそう)

posted by しけたろう at 13:48| Comment(1) | TrackBack(1) | 読売 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「きょうろぐ」でお世話になっているアキです。巨人の低迷「松井の抜けた後遺症」というのは、十分あります。

「巨人の4番はいかにして育つのか」というところをファンは見たがっているのではないか。

 この部分、凄く共鳴します。和製の4番打者を育ててほしいという気持ちは、アンチな立場といえど、私も持っています。
だが大打者を育てる力が今の巨人コーチ陣にあるのか?4番を育てる帝王学伝わっていないのかなあ?

 阪神の場合、野村前監督曰く、阪神の歴史は長いがその歴史上、真の4番打者は掛府だけ。次の4番打者が現れるまで、70年?あと70年待ちますか?とフロントに懇々と話をしたそうです。その流れもあってか?星野監督が金本選手を迎え入れますが、かなり阪神ファンに愛されているように思います。育ちそうにないから?外から持ってきたわけですが、その効果あってか、阪神生え抜きから、次の4番打者も育ちつつあります。

 「巨人の4番」と「阪神の4番」球団としての土壌が違うといえばそれまでですが、巨人の低迷を脱する方法は、4番打者を育成する事なのか?中日も4番打者育成が大きな課題なのだが…
Posted by こちらのブログでは初めまして at 2005年08月06日 13:44
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Tracked: 2005-07-06 17:20
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